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文:高江幸恵

 

第12回 早期教育(7)
 

●お金をかけない早期教育「お絵描き編」

子どもがイタズラ描きやなぐり書きをしていたら、ダメでしょ、なんて禁止をしないでください。もしも、汚されたくないところに描かれてしまったら、今度はこれに描こうねといって、大きな紙、小さな紙をたっぷり用意して、子どもが描きたいように描かせてやってください。

1.画材は、とくに、これというものはありません。ただ、1,2歳の小さな子どもには、濃いめの鉛筆やクレヨンがいいでしょう。色も1色でけっこうです。幼児のころは、次々と色を使い分けていく必要もないのです。

2.それから、とくに強調したいことですが、決して形を教えないでください。車はこう描くのよとか、チューリップはこんなお花でしょとか言って、親が形を描いて見せたりしないでください。

3.1,2歳のころは、なぐり描きや、ぐるぐる丸を思う存分描かせてやります。
3,4歳になると、丸が閉じてきたり、頭足人間(丸い顔を描いて、そこからいきなり手や足が出ているような人間)を描きます。このころでも、まだ形を教えないでください。

4.そして、なにを描いたのか、子どもの話を聞いてやってください。大きい丸、小さい丸をたくさん描いて、これはお母さん、これはお友だち、などと見立てていきます。豊かな体験をしていると、絵の中身も豊かになるはずです。もしも、キャラクターばかりが絵の話に出てくるようなら、ちょっと生活の見直しもしてみてください。

5.もし、子どもがママ描いてと言って自分で描こうとしないときは、親が形を教えたためです。自分が描くより、親が描いたほうが形になっていることが分かっているからです。こんなときは、親がなぐり描きをしてやってください。

6.したがってぬり絵は、幼児には早すぎます。

7.もっと詳しく知りたい方は『子どもの絵をダメにしていませんか?』(鳥居昭美著・婦人生活社発行)をご覧ください。私が編集に関わった本です。
 

 

 

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